#07 PP_PLL(自分の2022/1/27現在)
PP_PLL全22種を説明していきます。
詳しく知りたい方は佐村さんのコンプリートガイドを見ることをオススメします。
まず回転記号の説明から。
R・・外層(右から1列目のみ)
Rw・・2層回し(右2列同時に)
r・・・内層のみ(右から2列目のみ)
PP_PLLは大きく分けて3種類あります。
CPが全て揃っているエッジのみのパリティ
コーナーが対角交換のパリティ(ヘッドライトなし)
コーナーが隣接交換のパリティ(ヘッドライトあり)
この大枠で説明していきます。
エッジPP
①エッジ対面PP
r2 U2 r2 Uw2 r2 Uw2
これが今後の基準になります。以下PPと呼びます。
ちなみにPPを回すとU面が回す前からU2された状態で回し終わるので、それも含めてAUF読みも出来るといいですね。
②エッジ隣接PP
(R' U R U' ) PP (U R' U' R)
隣接のエッジをセットアップで対面にします。
③④エッジが時計回りor反時計回りに移動することで揃うOperm
Zperm PP
特に上手いキャンセルは思いつきません。
⑤Wperm
U' (R U' R U R U R U' R' U' R2) PP
※Upermの最後のR2とPPの最初のr2がキャンセル出来るので、R2 r2→Rw2と回します(このキャンセルは後から何回か出てきます)※
エッジとコーナーの色に注目すると対面色になってる面が隣接して2面あります。この画像だとF面とR面。これをR面とB面に置いてUperm回し始めればおk。
コーナー対角
⑥単独コーナー対角交換
(F R' F' R U R U' R' )U' PP U(R U R' U' R' F R F')
Ypermが2つのOLLから構成されていることはご存知だと思います。下の2つ。これはYpermの間にPPをぶち込むだけです。
先に37を回し始めて、33の形の状態でPPを回します。ただし向きは上の画像からUorU'した向き。
⑦完全バラバラのQperm
(F R' F' R U R U' R' ) PP U2 (R U R' U' R' F R F')
⑥と同様Ypermの間にPPをぶち込みます。
ただし今回は33の画像の向きのままPPを回してください。
⑧意外と綺麗なXperm
Eperm PP
Qpermと何が違うか疑問に思うかもしれませんが、見分け方は意外と簡単です。Qpermは柄に規則性がまりせんが、Xpermはエッジ→コーナー→エッジ→コーナーの順で色が交互に並んでます。キューバーならこれは綺麗な並びだと分かってくれるはず。
開始面に関わらずEpermを回せば、必ず縦にPPが出てくれます。佐村さんの記事ではこいつを出したら負けと言っていましたが、ハードが進化した以上Epermも回しやすくなったことですしあまり引いても嫌ではないかなと思います。
⑨⑩Sperm
Yperm PP
ヘッドライト無しでスロットが2つ隣接面で並んでます。このスロットをF面とR面に持ってYperm PPでいいです。ちなみにPPはSaが縦に、Sbが横に出来るのでSbはAUFが必要です。
コーナー隣接
⑪コーナー隣接のPjperm
Tperm PP
説明が遅くなりましたが、基本的にPPは後回しにすることが多いです。PLLは1方向からしか回せないことが多いですが、PPは2方向で回せるという単純な理由です。
⑫⑬バーと2×2のブロックがあるPperm
Pa:Jbperm PP
Pb:PP Jbperm
Pbは上の画像からU2した向きの回し方をもう1つ紹介します。
Pb(U2後):r2 U2 r2 Uw2 r2 Jbperm AUF
PPの最後のUw2をする前にJbpermを回してるということです。実際に回してもらうと分かりますが、上から2層目がズレた状態でJbpermを回してることになります。これが出来るPLLと出来ないPLLがあるので注意してください。
⑭⑮Rpermの原型+スロットが垂直のDperm
Da:PP Raperm
Db:Jbperm PP
これは好みが分かれそうですが、少なくともPPの開始面を間違えてGpermを引くのは辞めるべきかなと思います。Gpermが得意ならそれでも構いません。
⑯⑰Rpermの原型+スロットが平行のBperm
Ba:PP Jbperm
これもPPの最後のUw2をせずにJbperm回し始めても構いません。
Bb:U' PP Japerm
(R U R' U' R' F R2 U' R') PP (U R U R' F')
ヘッドライトをF面orB面に置いてPP回すとJperm。BbはTpermを回し始めてFLスロットをFRスロットに入れた段階でPP回すと上手くいきます。
⑱⑲Gpermの原型が残ってるKperm
PP Aperm
どの面からPP回してもApermが出ます。
これを見ている方がどのApermを使ってるか分からないのでキャンセルを含む手順を一応書いておきます。
Ka:U' y x' R U' R D2 R' U R D2 x Rw2 U2 r2 Uw2 r2 Uw2
⑳㉑㉒ヘッドライト以外特徴がないCpermとMperm
Ca:PP Rbperm
Cb:PP Raperm
M:PP Tperm
判断が難しいと思うのであればとりあえずヘッドライトをL面orR面に置いてPPを脳筋で回してください。もちろんそれで構いませんが、PPはなるべく後回しの鉄則があるそうなので判断が出来たら先にPLL回しましょう。
CbはヘッドライトをF面に持って、Rbpermを回せば
(R' U2 R U2 R' F R U R' U' R' F')Rw2(U2 r2 Uw2 r2 Uw2)でRbpermの最後のR2とPPの最初のr2をキャンセル出来ます。
これで全22パターンの解説が終わりです。再喝しますがもっと詳しくPPについて知りたい方は佐村さんの記事を読みましょう。13000文字くらいあるらしいので読み終えるのさえも根気が必要です。この記事は3000文字弱なのでだいぶ簡潔になっていると思います。というか逆にこの3倍も書いたってどうなってるんだ?ネタを膨らますにも限界があるというか、佐村さん的にはあれでも文字数抑えた可能性もあるし、キューブ界に貢献しすぎというか、あれはもう有料コンテンツというか…。まあとにかくこの記事を書く上でサムブログは参考にさせて頂いたのでこれを読み終わったらサムブログに飛んでくださいね!
今まで知らないPLLだと思ったら反射的にPP回して、出てきたPLLを回すとしていた人もいるかもしれませんが、PPの開始面を工夫するだけで嫌なV,F,N,Gpermは回さなくて済みます。これだけでも嬉しい。これは新しく手順覚えるのが嫌な自分の回し方です。ノムノム君のYouTubeに上がってた動画は他にも多くのキャンセル手順を使っていました。上級者しか知らない手順もあるかもしれないので、自分もまだまだ研究したいと思います。
それでは👋
PS,青クロスが故に全て緑LLの画像を使ってしまったことを謝罪します。誠に申し訳ございませんでした。
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