#04 青クロスと色弱について
この記事はhttps://adventar.org/calendars/6290の最終日の記事です。
1ヶ月間お疲れ様でした!
こんにちは。
今回は私が固定青クロスであることと、それ故のスピードキューブにおける障害について話したいと思います。
まず青クロスになったきっかけですがこれは明確な理由があります。遡ること2010年、私が小学4年生のころ初めてキューブを手に取り6面完成を目指しました。この時は日本配色で白の対面色が青という時代でした。そのためキューブを買ったときに付いてくる誰も読まない小さい手順書や、本屋に置いてある解説本はすべて青クロスでした。なので昔は青クロスが多かったはず?です。
ここで当時使っていたお気に入りの本を貼っておきます。
2010年初版のものなので大村さんが世界チャンピオンを取られた後に発売された本のはずです。
大村さんがとても若いですね。(笑)
当時からずっと尊敬しています。
さて、話を戻しますが、これが私の青クロスの始まりです。
この後自分の中でキューブ熱が冷め、キューブからしばらく離れており、再びキューブをやり始めたのは1年半くらい前の2020年くらいになります。ふと回しやすいキューブは無いかなと思いGAN354Mを買いました。ここで世界配色を初めて目にしたのですが、完全に青基準でキューブを見ていたので、対面色が緑に、隣接色は並びも変わっており、慣れるのに一苦労しました。
ここで白クロスにする発想は無かった。
そしてこの時のまま青クロスを続けています。
そうすると、白クロスが主流になってると知ったタイミングでクロス色を変える、もしくはデュアルクロスにすることは考えなかったのかという疑問が生まれると思います。実際白クロスを試していた時期もありました。しかしそこには大きな壁があったのです。それは私が持っている色弱が原因です。
色弱を知らない人のためにGoogle先生に聞いてきたやつを貼っときます。
次の画像を見てください。
これは私が5×5を解いているときに異変を感じて撮った写真です。普通に解いているとありえないOLLパリティが発生し、よく見てみると全然パーツが揃っていませんでした。色弱の人がキューブを解くとこういうことが起き得るわけです。
(なんで揃ってないか分かるのかというと、自分の目で直接見た時はグラデーションがバグって見えるんですが、カメラというフィルターを通すと色の違いがうっすら分かるようになるんです。)
私の場合、緑色系統の色が苦手らしく、上の画像のように黄、オレンジ、緑の3色がはっきりと区別できてないことが分かると思います。さらに赤と緑の区別も難しい場合があります。もちろんキューブによって色味は若干違うのですべてのキューブでこの現象が起こるわけではないです。個人的にはQiYi産のキューブ(Valkシリーズ、サンダークラップ、MSなど)とXMDシリーズ(shadow、spark、Tornado)とYJ(mgcシリーズ)の色味が苦手なので、上の画像のようになりがちです。
そういうことで、なるべく赤緑、緑オレンジ、オレンジ黄を区別しやすい面をD面にせざるを得なかったのです。以下の並びが苦手です。
(キューブを360°から見回しとき半分くらいは見分けずらい色の配置じゃないかw)
この画像だと中列の左3つの色が分かりません。どれが赤でどれが緑でどれがオレンジなんだ?
キューブ×色弱の相性悪すぎワロタw
これらを総合して最終的に青クロスに収まりました。
まあ佐島さんや佐村さんが青クロスであることから、クロス色がタイムの壁になることは無いと思います。というかこのお二方は4がとても速く、私自身4が得意でやらせて頂いてるので、青クロスの人は4が速いというジンクスがあるのかもしれない?ですね。お二方に続いていけたらなと思います。
さてここからは青クロスであることがスピードキューブでどのような障害になっていくのかを話していこうと思います。
すでにお察しの方もいるかもしれませんが、キューブに関する記事、手順表、動画の95%は白クロスを基準であるため、はっきり言ってオワッテます。これが唯一かつ一番の障害です。プリントアウトする系のPDFを作っている人も白クロス、トリボの手順表も白クロス、ヨウツベの動画も白クロス。algdbも白クロス。
唯一救われたのは、SpeedCubeDBではクロス色を変えた状態でLLの図を表示させることが出来ることです。これに何度救われたことか。
正直これ以外でデメリットが思いつきません。
まあこのデメリットがデカすぎるんですけどね。自分の手順表作るにも目当てのsubstep用の画像が見つからないので、自作するしかありません。これが面倒くさすぎる。
ということで今回の記事を終わろうと思います。
キューブ界隈が青クロスと色弱に優しい世界になったらいいな〜と思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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